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・ 先日のこと。 あるピアノ工房さんで お手入れ中のグランドピアノの ハンマーを見せていただきました(1枚目画像) このハンマーが鍵盤を押すと上に上がり ピアノの弦を打ち、音が鳴るのですが、 その上がり具合を均等に揃える為の 細やかな作業を施していらっしゃいました。 ・ ・ 2枚目と3枚目画像は鍵盤です。 黒鍵を取り出したところ。 鍵盤には鉛の重りが入っているのをご存知ですか? 一本一本穴の中に入っています。 画像は作業のために その鉛を抜いて綺麗に掃除されています。 この後、 弾き手のお好みに合わせて やや重めや、やや軽めなど調整されます。 黒い塗り面は 現代のピアノではもう少し面積が小さくなっているようです。 ・ ・ 普段目にすることのないピアノの内部。 面白いですね! 時間を忘れて見入りました。 ・ ・ 弦楽器も管楽器も演奏前は必ずご自身で音の高さ(ピッチ)を合わせます。 ほかの楽器は自分で音を合わせるのに ピアノだけは調律師さんにお任せ。 ・ ・ ピアノの仕組みを知っていると 音の出し方が身につき 理想の音色に近づくために必要なことが分かる。 とは ある著名なポーランド人ピアニストさんのお言葉です。 音大でも調律の授業があると良いですね! と工房の調律師Sさんに申し上げると 実は何年か前に 大阪芸大で一年間だけ集中講義の形で授業をなさったことがあるそうです。 限られた時間の中で 最終的には調律体験もしてもらったそうです。 羨ましい! 武蔵野音楽大学でもあると良いな! ・ ・ こうした機会があるたびに せめて今からでも学べることを意識して教えて頂きながら 生徒たちにも ピアノの内部に興味をもてるように伝えたいものです😃 きっと音色が変わるから♥️

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