新しい曲を始める時、

「何版が良いですか?」

と質問を受けることがあります。

楽譜に書いてあるスラーやスタッカート、

テヌートやアクセント、楽語は

同じ曲でも出版社によっては

その書き込まれ方に違いがあります。

(原典版とそれ以外、という

大きな分け方になりますが、

原典版にも何種類もあり

全てに目を通すのはなかなか大変です。)

先程、

ベートーヴェンのある作品をレッスンしながら

ドイツの原典版と日本のある版を見比べました。

違いを洗い出しながら

何故そう書いてあるんだと思う?

こう弾くと平面的だけど

こちらだと少し立体感が出る?

このアイデアに倣うと

この休符に向かって進みやすくなるねー

などなど、対話をしながら

彼女の中のイメージを明確にしていきました。

この生徒は

現在指導者として活躍している教え子ですが、

小さな子供たちとのレッスンでも

やはり楽譜から何か気づきを得てもらうことを

心掛けています。

子供たちが使う楽譜にも

沢山のポイントが書かれています(*^^*)

楽譜を読む。

言葉では一言ですが

その読み方で広がる世界は無限です🧡