🎶ソルフェージュ × ピアノ演奏コラボセミナー
第2回開催レポート🎶
〜バロック苦手さんを作らない!福耳(複耳)を育てよう!
1年間かけて、
ソルフェージュの尾島未佳先生 × ピアノ演奏の寺井ミカが組み上げ、
「ソルフェージュとピアノ演奏の2つの視点から指導の質を高める」ことを目的とした特別セミナー。
1/15に2回目も無事終了しました🎉
今回は、Rowley作曲『ミニチュア・フーガ第2番』、
Chopin作曲『マズルカ Op.7-1』。
を取り上げて、ポリフォニーの指導における課題に焦点をあて、
生徒の耳を育てるために指導者ができることを考えました。
📖 第2回セミナーの学び
① ポリフォニーの基礎を知る(Rowley作曲『ミニチュアフー・ガ第2番』)
バロック音楽を教えるとき、旋律の重なり方や響きをどのように伝えるかが鍵になります。
今回のセミナーでは、「音楽を聴く力」に重点を置き、
旋律の関係を分析しながら、どのように耳を育てるかを考えました。
🔹ソルフェージュの視点
旋律の動きに注目しながら、どのようなハーモニー、注目ポイントがあるか
楽譜の構造を読み解き、フレーズのつながりを理解する
🔹演奏の視点
「ポリフォニーは歌が基本!」
テーマが強く対旋律は控えめというバランスではなく、音の響きと流れを意識することが重要
指導の場面では、旋律の動きを視覚化することで、音楽の流れをよりわかりやすくする工夫も有効
響きのコントロールと表現
指先のタッチや手首の使い方で、旋律のキャラクターを変える方法
一音一音の役割を知ることで、単なる音の並びではなく、音楽としての意味を持たせること
②和声とリズムの役割(ショパン作曲『マズルカ Op.7-1』)
また、ショパンの作品からもポリフォニーという共通項を軸に、さらには和声分析、給付を含むリズムへの留意、ハーモニーについて考察を深めました
🔹和声と表現の視点
旋律の変化やリズムの流れを分析し、構造を理解する
旋律を支える和音の動きを捉え、表現の選択肢を増やす
🔹演奏指導の視点
vivaceとは速さだけでなく音楽の持つ生命力を感じること
「休符も音楽」という視点
必要な指の意識
📣 受講生の感想
「マズルカのスタートへの考え方が衝撃的。目から鱗の大納得でした!」
「和声分析の裏付けがある解説がとても楽しかった!」
「カデンツの解決の美しさをもっと大切に伝えたいと思いました。」
「バロックが苦手だったけど、具体的な伝え方を学べて大変有益でした。」
「スタッカートや三連符のコツが理解できて、すぐにレッスンで使えます!」
「生徒に音楽を伝える時、指導者自身が体感して弾けることが大切だと思いました。」
「早くピアノを弾きたいです!」
🎵 まとめ
今回も「ソルフェージュの視点 × 演奏で表現すること」を両面から捉え、
ピアノ指導者が「どう伝えるか?」を深く考える時間になりました。
✅旋律のつながりやハーモニーの役割、ポリフォニーで生徒の耳を育てる!
✅ 「感覚」ではなく「理論」を持って指導することで、より説得力のあるレッスンを!
✅指導者自身が弾くことの意味
これらのことから
生徒さんにかける言葉が変わることを全員で確認、意識向上をはかることができました