ピアノを始める時、

やる気が続くかどうか

ご心配される保護者さまも多く、

体験レッスンでも度々ご質問を受けます。

何かを始める時は

楽しみな気持ちが大きいものです💕

でも続けるのはなかなか大変ですね😊

お子さまの個性によりますが

私が経験したことの中から

大切だと思うことを

3回に分けてご紹介します。

✦͙・─・✦͙・─・✦͙

①家族は興味を持ち、

共に喜び、応援してくれた。

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音楽には素人の我が家。

寡黙な父。

家事と仕事に追われる母。

姉兄は歳が離れていて

夕方家にいる子は私だけ

という家庭環境でした。

忙しい母に代わり、

習い事は伯母が付き添ってくれました。

ピアノは家の中で音を出しますから

練習の時間は

家族の理解と協力が必要です。

幼い頃は練習の仕方がわからず、

伯母や姉が助けてくれました。

「泣く子は嫌い!

顔を洗って、

最後にもう一回弾きなさい。

明日に繋がるから💕」

とあたたかくも厳しかった伯母。

1人で練習できるようになってからは

練習に行き詰まっては台所に来る私に

「今のは何ていう曲?💕

お母さんもう一回聴きたいな。」

と促す母。

中学生になり

夜、練習を始めると

隣のリビングで観ている

テレビの音量を下げてくれた父✨

幼い頃から

誰かと何かを比べたり

勝った負けたを

一度も言われたことがありません。

比べるとすれば過去の自分でした。

文字ならば

綺麗に書けるようになったこと。

走ることなら

長く走れるようになったこと。

そしてピアノなら

以前よりきれいな音になったこと、

自信を持って弾けるようになったことを

喜んでくれました😊

ウサギと亀の話も覚えています。

一足飛びに身につくものは無い。

コツコツと取り組めたものしか身にならない✨

そんな話の最後に

必ず言われたものでした。

「何でも良いから1つ

長く続けられるものを見つけてほしい✨」

さまざまなことに興味を持ち

スポーツも大好きな

活発な子ども時代。

習いごとを整理した時、

「やめるのは簡単だから

後悔しそうなものは続けなさい」

と言われたことも覚えています。

今振り返れば

一本の道につながっているのだと分かりますが、

その渦中ではつまづいたり

脇道に逸れたりの連続でした。

ただ

「練習をしないなら

やめてしまいなさい!」

という言葉を言われた覚えがありません。

家族はいつも

分からないなりに寄り添って

応援してくれていました。

好きだからがんばれるのですが、

家族の喜ぶ顔を見たい💕

そんな気持ちも根底にはあったと思います。

それは、興味を持って応援してくれていたから💕

喜んでくれて、背中を押してくれたから。

誰も初めからしっかりとした幹は持っていません。

芽が出て🌱

風に折れそうになりながら

少しずつ成長し、

年輪が増え丈夫に育つものです。

時間がかかるものです。

これは

習いごと全般に当てはまるように思います✨

#ピアノを続ける力